スポーツクラブ メガロス

メガロス 感動作文集 2023年

「答えは筋肉にでも聞いて」

三鷹店
小野満里奈 様

「うち、誰かに前を走ってもらわないと頑張れへんねん。だから小野ちゃん、うちを置いていく位突っ走ってくれへん?」ダイエットを共に誓った竹馬の友の一言。私は答えた。「わかった!」その足でメガロスへ入会。2020年1月の出来事であった。しかし計画は早々に、予想だにしなかった邪魔が入る。そう、covid-19である。ジムが再開した頃、私の初代トレーナーはご卒業されていた。そんな時に出会ったのが、2年後の今なお週1でお世話になっている稲田さんであった。仲良しのトレーナーさんが紹介してくれた方で笑顔が素敵で溌剌とした、筋トレとアニメをこよなく愛する好青年であった。正直有酸素が嫌すぎたので渡りに船とばかりに稲田さんのお世話になることにしたのである。この時の私は筋肉is正義の筋肉ランド(以下筋肉派)の門を叩いていたことなど露にも思わず、またその門は入ったら最後、2度と戻れないドM界への片道通行だったと気づくのは週1パーソナル習慣が確立した後の事であった。筋肉派のトレーニングは狙ったポイントへ殊更効くようフォームを変えてみたり、緊張を逃さない極限の可動域をひたすら攻めたりする。パーソナル終了間近の種目では足が生まれたての子鹿の如く震え、自然と笑い声が込み上げてくる。トレーニングを始めたばかりの時、セット中に数を増やしたり重量を重くしてきた際には「稲田ァ!」とよくキレていた私であったが今では進んで受け入れている。そう、私もまたドMだったのである。そんな私を稲田さんはハマってるアニメの名台詞を言いながらよく励ましてくれる。時には筋肉の限界を卍解したりplus ultraしたり全集中筋肉の呼吸などをしながら2年間共に筋肉道をひた走ってきた。一応2年間の成果を書いておくとウエストが60cmに減少、パワーリフティング新人戦で3位獲得、自宅にフリーウェイトとラットプルマシン設置。字面で見ると成果は出ているどころかなんかおかしい。まさか高島屋外商にバーベルやラックを頼む日が来るなど思わなかった。ごく自然に筋肉ランドに住所変更していたのである。自宅でアフタヌーンティーをした後に今日の夜は足トレかなぁ、と呟く私にかつて私をジムへと誘った竹馬の友が言った。「小野ちゃんはどこへ向かってるん?」

店舗コメント

小野様
素敵な作文の投稿、本当にありがとうございました。いつもパーソナルトレーニングを最後までやりきる姿に私自身もモチベーションをいただいてております。今後もトレーニングを頑張って理想な身体にしていきましょう。三鷹店スタッフ一同、小野様の作文を楽しく読ませて頂きました。また機会がありましたら投稿を楽しみにお待ちしております。今後とも宜しくお願いいたします。(フィットネスコーチ  稲田)

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