ネットを挟んで分離されているため、相手に邪魔されないという利点を活かして、守備と攻撃を同時に行いながら、直接返球して手がそれを返せない時に得点になるという形で勝敗を競い合うところに面白さがあります。
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バドミントンコートとほぼ同じの大きさ(横5m/縦10m/高さ80cm)で
「ハンドラケット」などの用具を操作しながら、
ネットを挟んでスポンジボールを直接返球して打ち合うテニス型のゲームです。
簡単にテニスのルールや動きを覚えられ、
ボールや道具を使いこなせるための能力も身につきます。
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一般的にテニスは、シングルスやダブルスでゲームが行われるため、個人がボールに触れる機会が多く、得点する機会も増えます。他のボールゲームにはない「個が輝ける」良さがあります。
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必ずボールに触れて、ゲームに参加できるので、成功体験は自信になり、失敗体験は次への意欲となります。
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相手から送られてきたボールが「深かったらどうする?」「浅かったらどうする?」など、状況によって判断する力を養います。
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個人の課題やチームの作戦、クラスの共通課題について、みんなで共有して振り返ることで、様々な問題を解決する力を養います。
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テニスは個人種目ですが、テニス型ゲームではチーム戦とし、自分たちのチームや相手チームの特徴に応じた作戦を立てます。
運動能力を上げるため、様々な動きを取り入れたコーディネーショントレーニングを中心に身体を温めます。
ハンドラケットとボールを使用して、1人ボールつきから始め、ペアでのラリーまでを練習していきます。
テニピンに慣れてきたらテニスラケットを使用してボールつきから始め、ゲームまでチャレンジします。
写真提供 : 日本テニス協会・山梨学院短期大学 今井 茂樹