最近は家庭用の体組成計でも手軽に体の測定値を測ることができますよね。
色々な測定値の中で、ほとんどの方が気にされるのは「体脂肪率」だと思いますが、最近は様々な調査や研究により「筋肉量」の重要性が注目されてきています。
「老け見え」と「若見え」を左右するともいわれる「筋肉量」に、これから要注目です。
重要なのは体脂肪よりも筋肉量
近年、寿命に関する考え方として「健康寿命」(健康に日常生活が送れている期間が寿命という考え方)というキーワードが注目されていますが、最近の研究などでは、健康寿命を延ばすためには「脂肪を減らす」ことよりも「筋肉量を増やすこと」が重要という認識に変わりつつあります。
筋肉量は30代でピークを迎え、40歳を超えると10年ごとに最大8パーセントの筋肉量が減っていくとも言われており、70歳になると筋肉の減少量はさらに2倍になっていくそうなのですが、運動量が多く筋肉量が保てている高齢者の場合は、何もしない人と比べて長生きできたという研究結果もあります。
筋肉の役割は、走ったりジャンプしたりといった運動機能にのみ関係しているイメージがありますが、実は体内の骨格周辺や内蔵周りといった「見えない筋肉」が持つ役割の方が健康にとっては重要だとされています。
体の骨格を内側から支えたり、呼吸や心臓を動かす循環の役割を果たしたりと、生命に関わる身体機能にも筋肉が重要な役割を果たしていて、この「見えない筋肉」をいかに鍛えて維持できるかが健康にとっては重要だとされています。
「外見は気にしないし、スポーツもやらないから自分に筋肉は関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、筋肉をおろそかにしてしまうと、最悪、将来の健康寿命に影響してしまいます。
これからの生活の質の向上のために、ぜひ、筋肉を意識してみましょう。
特に「筋肉の量=若さ」といわれるほど、筋肉の量が加齢に及ぼす影響が大きいといわれているので、これからのアンチエイジングでは「筋肉」が最も重要になってくるのかもしれません。
また、筋トレを継続することで「痩せやすく、太りにくい体」を目指すこともできるので、これからは体脂肪と同時に「筋肉」にも目を向けていきたいですね。
こんなお悩みは筋力不足が原因かも
筋力が衰えてくると以下のような症状が目立ってきます。
慢性化すると病気につながる症状もあるので、心当たりがあるなら「筋力低下」しているサインかもしれません。
- ・姿勢の悪さが目立つようになってきた
- ・体の脂肪が目立つようになってきた
- ・体がたるんできた
- ・疲れやすくなった
- ・肩こり、腰痛がつらい
- ・ちょっとしたことですぐにケガをする
筋肉は筋力と柔軟性のバランスで成り立っているので、「同じ姿勢を継続する」といった特定の筋肉ばかりに負荷がかかる生活をしていると、筋肉に関係した問題が起きやすくなります。
最近ではデスクワークの長時間化における「座りすぎ」も問題になっているので、デスクワーク中心の人は定期的なストレッチや運動を心がけるようにしましょう。
筋トレを続けることで起こるメリット
筋トレを行うことにデメリットは特になく、むしろ「メリットだらけ」ともいえます。
- ・スタイルが綺麗になる
- ・太りにくくなる
- ・体のコリや冷えの改善
- ・基礎代謝が上がる
- ・骨粗しょう症の予防
- ・睡眠の質の向上
- ・ストレス耐性の向上
など、筋トレがもたらす効果は単に筋肉をつけることだけではありません。
筋トレは身体的メリットだけでなく、うつや不眠といったメンタルヘルスに関わるメリットも多いことから、毎日の睡眠や日常的なストレスといった悩みのある方にもおすすめしたいです。
筋肉と体の関係は、これからも様々な分野で研究が進んでいくと思いますので、まだまだ未知の効果やメリットが出てくる可能性も考えられます。
「筋活」は快適な生活への近道!まずは運動習慣を身につけましょう
「筋肉を鍛える」というとボディビルダーやアスリートのように引き締まり盛り上がったマッチョ体型を目指すイメージがありますが、健康に生きるための筋肉であれば、そこまで過剰なトレーニングは必要ありません。
体にとって重要なのは骨格を支える筋肉や、内臓や四肢を支えるインナーマッスルなので、それらを中心に鍛えるのであれば、低負荷の筋トレや1日30分程度の運動でも十分に鍛えることができます。
大事なのは運動や筋トレを習慣化する「運動習慣」を日常に取り入れること。
スポーツクラブメガロスでは、いちねんサポートプログラムという少数制のサポートというメニューがあります。週一回(一か月)専門のコーチから自分に合ったトレーニング方法を習得できる、ご自身にとって実のあるサービスプランとなります。
2ヶ月目以降もアドバンススクールに参加することが可能で運動のマンネリ化予防にも期待できます。
これから運動しようと考えている方、運動で何をすればよいか迷っている方は、ねんサポをお勧めいたします。
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