暑い夏、しかし、クーラーの効いた室内では、「冷え」に悩む人もいます。カーディガンを着ても、ソックスを履いても、冷えてツライ、そんな極度の冷え性の人にとって、夏は暑さより、むしろ「冷え」が気になる季節です。身体が温かく感じるように対策し、体質改善を図るための方法をご紹介します。
女性に冷え性の人が多い理由とは
なぜ、冷え性で悩む人は女性が中心なのでしょうか。男性は外回りの仕事の人が多く、内勤の女性はずっと冷房に当たっているので、オフィスで女性は「冷え」に悩む人が多いという理由も考えられます。しかし、身体のつくりが女性と男性では異なり、一般的に男性は筋肉量が多いですが、女性は脂肪が多く、筋肉は少ない傾向にあります。筋肉は熱を発生しやすいのに対して、脂肪は温まりにくいので、一旦脂肪が冷えると、身体が中から冷えてしまうのです。つまり、女性でも筋肉量が多ければ、冷えにくいということになります。
ポイントを押さえて温めよう
夏の「冷え」に悩む人は、冷えに効くツボのある首とお腹、足首の3箇所を重点的に温めましょう。首に巻くスカーフを携帯し、オフィスではミニスカートをなるべく避けるか、夏用の腹巻を着用するのが効果的です。血液の循環が悪くなりやすい足首対策としては、生足は避けて、ソックスを履くようにします。ポイントを押さえて冷やさないように気をつけ、身体が冷え切ってしまうのを避けるようにしましょう。
夏でも入浴する
冷え性の人は、夏もシャワーで済まさず、お風呂に入りましょう。ただし暑すぎるお湯は、湯冷めを招き逆効果です。夏の入浴では、38℃くらいのお湯に10分以上浸かり、ゆっくりと身体を温めるようにします。入浴剤やアロマオイルなどを使用し、ラベンダーやジャスミンの香りで浴室を満たすと、身体がリラックスできます。副交感神経の働きが促され、自律神経のバランスを整える効果も期待でき、冷え性の改善の効果が高まります。
冷え性を改善する運動
冷え性の改善には適度な運動も、効果的です。運動をすることで、血流の流れがよくなり、汗腺の働きも活発になり、新陳代謝が高まります。筋肉への刺激で自律神経のバランスがよくなるとともに、筋肉量が増えれば、熱を発生しやすい身体になります。 冷え性の改善に効果のある運動は、ヨガやピラティス、エアロビクス、あるいはウォーキングやジョギングといった有酸素運動、ストレッチ、筋肉トレーニングなどが挙げられます。運動する時間がなかなかとれない人は、朝の寝起きにストレッチを行ったり、エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を使ったりするだけでも効果があります。特に脚の筋肉を鍛えると、血流の循環が促されやすいです。
夏の冷え性は、体質の改善を行うことや、身体を冷やさないように対策を講じることで、改善されます。本格的な夏を迎える前から、代謝を高められるように、クーラーによる冷え性対策をスタートしておきたいものです。
スポーツクラブメガロスでは、冷え性の改善への効果が期待できるヨガやエアロビクス等のレッスンを行っています。初心者向けのレッスンも実施していますので、是非、インストラクターまで、お気軽にお問い合わせください。