昔はあちこちの庭先に実っていたビワですが、最近は傷みやすいことから高級な果物として扱われています。普段はあまり食べる機会がないと思っている方も多いのではないでしょうか?今が旬のビワは体に嬉しい栄養がたっぷり入った果物なのです!
ビワに含まれるβ-タカロテンとβクリプトキサンチン
ビワにはβ-タカロテンとβクリプトキサンチンという栄養素が含まれています。
この2つは体内でビタミンAに変換されるもので、髪や粘膜、皮膚の健康維持と、視力の維持に効果があります。
喉や肺など呼吸器系統を守る働きも持ち、咳を抑えたり、風邪の予防も期待できます。活性酸素を抑え、がん予防に効果が期待されるポリフェノールも含まれているので、健康のために摂取していきたい果物です。
葉はお茶として飲める!
ビワの葉は茶葉になるので、お茶として飲むことができます。
ビワ茶には「重合ポリフェノール」と呼ばれるカテキン、サポニンが結合したものと、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛など、不足しがちなミネラルが豊富に含まれています。
カリウムには高血圧予防やむくみ予防、亜鉛には傷の治りを早くしたり、味覚を正常に保つ効果があります。
そのほかには疲労回復効果のあるクエン酸、抗菌作用のあるサポニンなどが含まれており、手軽に栄養素が採れるため健康維持のために飲んでいる人も多く見られます。
ビワの実の選び方&食べ方は?
綺麗なオレンジ色で、産毛が残っているものがおいしいビワです。
また、ヘタがしっかりしているもの、表面に茶色くなった部分や傷がないものを選ぶと良いでしょう。
ビワの実はメロンのように追熟させて食べるものではないので、なるべく早く食べるのをおすすめします。
ビワは冷蔵庫の低温で傷んでしまう果物のため、冷暗所に置いておき、食べる前に冷やすとおいしく食べられます。
食べるときは底の方から頭の軸に向かって皮をむきます。
皮を剥いた後は色が変わりやすいですが、レモン水に浸すとある程度防ぐことができます。
レシピ
ビワの保存できる期間は冷暗所で2日ほどです。
長期間保存したい場合はコンポートがおすすめです!
ビワのコンポート
(1)ビワ300gの皮と薄皮をむき、種を取り除く。
(2)鍋に水250cc、グラニュー糖70g、レモン果汁とハチミツ大さじ1を入れ、ビワを入れる。
(3)2を火にかけ、沸騰したら火を弱めて灰汁を取り除く。
(4)灰汁が出なくなったら少し煮詰めて火を止める。
(5)4を瓶に入れて冷やす。
以上で出来上がりです!
ヨーグルトにかけたり、炭酸割りにしても美味しいですよ!
実と葉に健康効果が期待できるビワですが、種には体内で分解されると青酸が発生するアミグダリンが含まれています。
少量では問題ない成分ですが、頭痛やめまいを引き起こす可能性があるので、種を大量に摂取するのは控えましょう。もちろん実と葉は安全です。日々の食事に取り入れていきたいですね!
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