トレーニングジムなどで、イヤホンを耳に着けて、音楽を聞きながらエクササイズや運動をしている人をたまに見かけませんか? 実は音楽を聞きながら運動をすることで、体に嬉しいメリットがたくさんあるのです。
bpm(ビートパーミニッツ)と心拍数
音楽のテンポの速い遅いはなんとなくわかりますが、その感覚は人それぞれです。
そこで役に立つのがBPMという単位で、音楽のリズムとテンポを表しています。英語で【Beats Per Minute】の略です。 これは1分(60秒)のうちの拍の数を表していて、実は心拍数を表すのもこのBPMが使われています。 例えば、1分間のうち60回拍を刻んでいればBPMは60で、120回拍を刻んでいればBPMは120です。 BPMの数字が大きいほど音楽のテンポは速くなります。
音楽の作用
ミュージックセラピー(音楽療法)という分野もある程、音楽が人間にもたらす効果は大きいです。 人が遅いテンポの音楽を聞くと、体内の成分のコルチゾールが減少し、 副交感神経からアセチルコリン、エンドルフィンというホルモンが分泌され、癒し効果が得られます。 対して、速いテンポの音楽を聞いたときはドーパミンやノルアドレナリンというホルモンが分泌され、 私たちの心に快楽をもたらします。
このような音楽の基本的な作用を理解して場面に応じて選曲をすれば、 音楽は生活の上で非常に役に立つ味方になるといえます。
音楽を聞きながらする運動に向いている種目
運動をしながら音楽を聞いて、なるべく身体への負荷や苦痛を感じないように出来たら非常に魅力的ですよね。 時間をかけて一定のペースを守って行うような運動と音楽は非常に相性が良いと言えます。
・ウォーキング
・縄跳び
・ジムでのマシンの運動(ランニングマシンなど)
しかし、瞬発力、集中力を必要とする種目(短距離走・高跳びなどの陸上競技など)は一瞬で完結してしまうので音楽の効果は薄いと言えます。
注意点を理解して、音楽で運動モチベーション維持!
比較的外部の刺激を受けにくい「アソシエーター」タイプの方は音楽の影響を受けにくく、効果が薄いといわれています。 感受性が高く外部の刺激を受けやすい「非アソシエーター」タイプの方は、研究結果によりパフォーマンスの向上が期待できる事が分かっています。 個人差があり、どちらに当てはまるかは今までの生活の傾向で分かるそうです。
腹筋運動などの筋トレに関しては、ただ身体を動かすだけでは影響が薄く、「今どこの筋肉を動かして鍛えているのか」という意識が非常に大事です。 ながら運動になってしまうとその意識が薄れてしまいます。 音楽がかえってマイナスになってしまわないように注意しましょう。
いかがでしょうか?音楽は動きの記憶や暗記にも有効に作用します。 例えばラジオ体操の音楽を聴けば自然に体が動くように、音楽をきっかけにしてルーチン運動を行う、ということも可能です。 音楽をうまく利用して、モチベーションを維持して継続しましょう。 スポーツメガロスでは、最新の音楽に合わせて行うメニューを用意していますので、お気軽にお問い合わせください。