使い勝手がよく、食卓に並ぶことも多い「卵」ですが、実は完全栄養食であることをご存知ですか? なんとなく栄養がありそうな印象は多くの人が持っていると思いますが、卵について詳しく知って、健康に役立てましょう!
卵は完全栄養食!?
卵は、人体に必要だけど、体では作ることができない「必須アミノ酸」をバランスよく含んでいる食品で、ほぼ全ての栄養を含んでいると言ってもいいほど、栄養が豊富です。食物繊維とビタミンC以外の栄養素を含んでおり、特にたんぱく質においては6.4gと高たんぱくです。ビタミンA、B1、B2、D、Eと、かなり多種のビタミン郡も含んでいます。 また、高たんぱく低糖質なので、トレーニングやダイエット中の方にもおすすめ。
卵は生・半熟・ゆでで摂りやすい栄養が変わるのも特徴です。
卵の調理法(1) 生卵
日本人は卵を生で食べることも多くありますが、実は世界で見ると生食文化がある国は少ないのです。 加熱せずに生卵で食べるメリットは、「ビタミン(特にB郡)の栄養を多く摂ることができる」ことです。 生卵であれば卵かけご飯にすると手軽に食べることができます。最近元気が出ない、という時は、手軽にビタミンをチャージできる生卵を食べるのがおすすめです。
卵の調理法(2) 半熟卵・温泉卵
半熟卵の場合は、どの栄養が摂りやすい、というよりも「体に負担をかけずに、卵の持つ栄養素を満遍なく摂取することができる」点がメリットとして挙げられます。 温泉卵くらいのとろとろの半熟卵が一番体にやさしく、風邪を引いている時や、胃が弱っている時におすすめです。 白身はゆで卵、中が半熟卵といういわゆる「半熟卵」の場合は、温泉卵よりも消化に時間がかかります。 食感などの好みもありますが、体や胃にやさしいものを食べたい場合は、温泉卵にするとよいでしょう。
卵の調理法(3) ゆで卵
ゆで卵で食べる時は、「ビタミンH(ビオチン)」という栄養素が得やすくなります。ビオチンには髪の毛を作る成分が含まれているので、育毛効果が期待できます。 また、生で食べると白身に含まれる「アビシン」がビオチンの吸収を妨げてしまうので、ビオチンを摂りたい時はゆで卵がおすすめです。 ゆで卵は生卵や半熟卵と違って、全体にしっかりと火が通るので安全に食べることができます。作り置きもでき、かつ高たんぱく低糖質なので、ダイエット中のおやつや、トレーニングのお供にも。小腹が空いた時にちょうどいい食品です。
卵は近年の研究でコレステロール値への影響が少ないことが分かりました。以前は1日1個と言われていましたが、1個以上食べてもOKです。 手軽で美味しいだけでなく、トレーニングやダイエットの味方にもなってくれる「卵」を、活用してみませんか?
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