健康や美容を意識して、食事や栄養素にこだわる人は多いと思いますが、体内に流れる「血流」まで意識している人は少ないのではないでしょうか?
血液には「古くなった細胞を回収して、新しい細胞を届ける」という重要な役割があるのですが、「血流」が滞ったりしてうまく機能しないと、「肌トラブル」や「老化」、「生活習慣病」などの、さまざまな身体的トラブルを引き起こす原因になることがわかっています。
「血液の状態が良い人は、見た目も若い」と言われるほどに重要な「血流」。ここでは、そんな「血流」について解説していきます。
健康と美容のために重要なのは「血流」です
人間の体は体内に流れる「血液」を通じて、体に必要な栄養素や酸素を運び、それと同時に二酸化炭素や老廃物といった不純物の回収も行っています。
そのため、いくら食事に気をつかったり、高価なサプリメントや化粧品を使ったりしていても「血流」が良くなければ、良質な栄養素も体の隅々にまでは届きません。
体の中の「血流」の役割は非常に大きく、いくら美容や健康にと様々な努力をしても、「血流が悪い」ことですべてが台無しにもなりかねないのです。
血流の悪さは慢性化することで、肩こりや冷えといった不快な症状にも繋がるので、日頃から血流を意識していきたいですね。
「血流悪い」で起こる可能性のある、体への悪影響
○肌のトラブル
血流が悪くなると、肌に栄養分や酸素が十分に届かず、乾燥やシミ、ニキビなどのトラブルが起こりやすくなります。
また、髪や爪の状態にも影響が出てきます。
○足や手の冷え・しびれ
手足の血液の流れが悪くなると、冷えやしびれなどの症状が現れます。
○体の機能低下
身体全体の機能が低下し、免疫力も低下することがあります。
○疲れやすさ
身体に十分な酸素が届かず、疲れやすくなります。
○胃腸トラブル
血流が悪いと消化トラブルや便秘などが起こりやすくなります。
○頭痛や眼精疲労
血流が悪いと、眼や脳に十分な酸素が届かず、眼の疲れや頭痛につながります。
血流が悪くなる原因とは?
血行不良は主に毎日の「生活サイクル」が原因となって起こることが多いです。
下記の内容に心当たりのある方は、血流改善に向けた行動を起こしてみましょう。
○長時間の座りっぱなし
長時間の座りすぎは、血管を圧迫することで、血液の流れを妨げます。特にふくらはぎは「第2の心臓」ともいわれ、心臓に血液を送り返すという重要な役目を持つので、下半身の血流はとても重要です。
○運動不足
こちらも同様に、運動不足だと体のポンプ機能が正常に働いていないことになるので、全身の血流が滞ります。外出が少ない人は1日30分のウォーキングでも良いので、こまめに歩くことが必要です。
○食生活
トレーニングを趣味にすると、ついついこだわってしまう「高タンパク」の食事ですが、タンパク質に偏った食事を続けると血流が悪くなるというデメリットがあります。
そんな方は、にんじん、ブロッコリー、タマネギなどのデトックス効果のある野菜を積極的に摂るなど食生活のバランスを意識してみてください。
例えば、「朝食は必ず野菜中心にする」、「100%の野菜ジュースを1日1本飲む」など、タンパク質に偏った食事のバランスを取ることが必要です。
この他にも、ストレスが多い生活をしていたり、過度の喫煙やアルコールの摂取のほか、加齢によっても血流は衰えていきます。
血行不良をセルフチェックするには?
血行不良をチェックするのに最も良いのは健康診断ですが、冷え性の自覚がある方は血流に問題がある可能性があります。
血圧計をお持ちの方は簡易的なセルフチェックが可能です。
血流を良くするには?
血流を良くするには、主に「食事」と「運動」が重要になります。
野菜をとる
タンパク質、脂質、糖分は、摂りすぎると血液をドロドロにしてしまう栄養素です。
血液の流れを整える作用のある食べ物には色々ありますが、硫酸塩を多く含む葉物野菜(ほうれん草、ケール、チンゲンサイなど)のほか、デトックス効果のあるブロッコリーやニンジン、カリフラワー、キノコ類なども血流の促進に役立ちます。
血液さらさら効果のあるアリシンを多く含む「タマネギ」も血流に良い食材として有名ですね。
水分を摂る
血流をさらさらにするには、こまめな水分補給も大切です。
ただし水分の摂り過ぎは、逆にむくみや冷えの原因にもなってくるので、1日何リットルも大量に飲むのではなく、不足しない程度に定期的に飲むようにしましょう。
水分不足の目安は尿をチェックしてください(水分が不足していると尿が黄色に近くなる)。
また飲み水は常温か白湯にするのがオススメです。
運動
血行不良の原因は主に下半身の筋肉の衰えによるので、下半身を意識した運動が効果的です。
ウォーキングやジョギングが手軽ですが、室内でできるものならスクワットが良いでしょう。
毎日少しでも良いので、定期的に続けることが大切です。
「第2の心臓」ともいわれる「ふくらはぎ」をマッサージするのも効果があります。
よく聞く血液の「さらさら」や「ドロドロ」ってどういう状態?
よく雑誌やテレビなどで、血液が「ドロドロ」や「さらさら」といった表現をしていることがありますが、それは一体どういう状態なのでしょうか?
血液ドロドロとは、血液を構成する「赤血球」「白血球」「血小板」のバランスが悪くなった状態で、様々な要因により血液の流れが悪くなっている状態のことを指します。
一方、血液さらさらとは、血液の成分のバランスが良く、血液中の糖分や脂質の量が多すぎないことをいいます。
血液ドロドロの状態が続けば、最終的には動脈硬化などの症状へと発展してしまう可能性があるので、普段から「血液さらさら」を意識した生活を心がけましょう。
血流で大切なのは「運動習慣」!
運動さえすれば「血流」を心配する必要はナシ!とまではいきませんが、血流にとって運動(特に下半身を鍛えること)はとても重要です。
血流の問題は、見た目の若さに影響する部分も多いので、今は大丈夫だからと後回しにせず、しっかり習慣として身につけていきたいものですね。
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