体を温める食材として知られる「生姜(しょうが)」。実は、食べ方で効果が違うことはご存知でしょうか? 生姜をどう食べれば最大限にパワーを得られるのか、おすすめの調理法をご紹介します!
生姜(しょうが)ってどんな食べ物?
生姜は世界中で親しまれており、料理の食材としての利用のほか、漢方にも用いられており、健康にいい野菜として広く知られています。 日本には中国から伝わりましたが、実は原産地は分かっていません。古事記にも生姜について書かれており、当時はハジカミ(根の辛いもの)と呼ばれていました。日本での栽培は奈良時代に始まったとされ、現在まで続いています。 生姜と言われて想像する黄土色の生姜は「ひねしょうが」という種類で、ほかにはほんのりピンク色の「新生姜」があります。ひねしょうがは通年で食べることができますよ。
体を温める食べ方
生姜には「ジンゲロール」という成分が含まれており、これには免疫力の向上やアンチエイジング効果があります。このジンゲロールが乾燥や加熱されると「ジンゲロン」と「ショウガオール」という成分に変わります。 ジンゲロンには脂肪燃焼等のダイエット効果が、ショウガオールには血流を促進させ体温を上げる効果があります。代謝アップの面ではジンゲロンとショウガオールを摂ることが重要です。ジンゲロールには体を温める効果がないため、代謝を上げるために生姜を摂るなら、加熱か乾燥させるようにしましょう。 また、ショウガオールは100℃を超えると壊れてしまうため、沸騰させないように注意が必要です。
おいしい生姜の選び方
おいしい生姜を選ぶポイントは以下の通りです。
●シワや傷がないもの
●はり・つやがいいもの
●色が均一で、きれいなもの
●縞模様の間が等間隔のもの
形については、生姜は大きな根茎を切り出して小分けにしているため、あまり気にしなくてもOK。また、切り口がみずみずしく、黄色のものを選ぶようにしましょう。 手に取ってみて、しっかりと固いものを選ぶのもポイントです。 すぐには食べない場合は、新聞紙に包んで野菜室に入れておくと1~2週間保存できますよ。
生姜の力を引き出す!おすすめレシピ
生姜で代謝を上げるには、前述の「ジンゲロン」「ショウガオール」を摂取することが大切です。これからの季節は温かいメニューがおすすめですよ。
●生姜湯
すりおろした生姜に熱い湯を入れるだけで簡単に作れます。お好みでハチミツを入れると甘くて飲みやすく、片栗粉を入れるととろみが付きます。
●生姜の佃煮
醤油、酒、みりん、砂糖を混ぜて鍋で沸騰させ、細切りにした生姜を入れます。落し蓋をして、10分ほど中火で煮たら完成です。ご飯のおかずやおつまみ、お弁当のおかずにぴったりなレシピです。
どちらも簡単に作れるメニューなので、代謝促進効に繋がる生姜を積極的に取り入れていきたいですね。
生で食べると体を温めることができないため、寒くなるこれからの時期はホットで生姜を摂りたいですね。冷え性の方にもおすすめですよ。 スポーツメガロスでは、体を温めるホットヨガを始め、代謝を上げるための運動メニューを多数取り揃えております。