気候も冬に変わり、寒くなってきましたね。冷たい風が吹きぬけていくと、身体が芯から冷えてきてしまいますが、この時期厄介な「末端冷え性」に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。温めても温めても指先や足先が冷えてしまい末端冷え性の改善方法を紹介します。
末端冷え性って?
末端冷え性とは、他の人が寒いと感じないような決して低くはない体温でも、手足の指先の部分などが冷えていると感じてしまう症状を指します。
末端冷え性は女性に多いとされていますが、これは男性に比べて筋肉の量が少なく体脂肪率が高いことと、月経の影響で腹部の血行不良や自律神経の乱れが起こりやすいことが理由と言われています。しかし最近では女性だけではなく、男性でも1割の方が冷えに悩むというデータもあり、男女ともに悩んでいる方が増えてきてきています。
末端冷え性から体調不良に…
末端冷え性を放っていくと、体全体が冷えやすくなり血行不良が起きます。すると疲れや肩こりに悩んだり、不眠や肌荒れ、さらには体が冷えることによって自律神経の乱れが起きてしまい、免疫力も低下して様々な体調不良のリスクが高まってしまいます。
特に末端冷え性になりやすい方は筋力が足りていないこと、そして多忙な生活が続きストレスが溜まっていることが原因に挙げられます。つまり、今の生活を見直す必要があるということです。
末端冷え性を改善する生活習慣
毎日デスクワークで同じ姿勢を取り続けていると血行不良を招き、末端冷え性を引き起こしやすくなります。1時間に一度は少しだけデスクを離れ、身体を回したり少し歩くようにしましょう。
女性は特に筋肉量が少なく冷えやすい傾向にあります。筋肉は血液を送り出すポンプのような役割をしているので、ウォーキングやランニングなど有酸素運動だけでなく筋肉トレーニングを行う無酸素運動も取り入れることで冷えにくくなります。
また、生野菜や添加物、寒色系の食べ物や水分・油分が多く柔らかい食べ物は体を冷やしやすいと言われているので、体が冷えやすい方は食事内容も見直してみましょう。
末端冷え性を改善する温め方
末端冷え性の方は指先や足先を優先して温めますが、体が冷えている状態では血液は内臓に集中して温めようとするので末端に行き届かなくなります。まずはお腹に腹巻きやカイロをあてて、内臓を温めましょう。するとゆっくりと末端の冷えが和らいでいきます。
また、太い血管が通っている首、くるぶしの部分、大きな筋肉がある肩甲骨の部分を温めることで末端の冷えを改善してくことが可能です。
末端の冷え症の方は体を冷やしてしまうストレスを抱えていたり、運動不足によって筋肉の量が減って血流が悪くなっているなど、さまざまな問題を抱えています。冷えは今の生活を見直すサインと思い、改善していきましょう。 スポーツメガロスでは、健康維持に役立つプログラムを取り揃えております。気になる方はお気軽にスタッフまでお問い合わせください。