食卓にたまに並ぶ食材「ホタルイカ」。地味な印象のあるとても小さなイカですが、実は疲労回復に効果的な成分をたっぷり含んでいます。旬のホタルイカを知って、美味しく食事に取り入れましょう。
ホタルイカとは?
ホタルイカは軟体動物類のホタルイカモドキ科に属する深海性のイカです。暗闇で青く光るさまがホタルに似ていることから「ホタルイカ」と呼ばれています。特産地である富山県では毎年3~5月はホタルイカ漁の海上観光ツアーが開催されており、真っ暗な海に浮かび上がる青白いホタルイカの光が幻想的だと人気を集めています。 ちなみに発光する理由は外的への威嚇やカモフラージュのためで、光る原理は虫のホタルと同じ冷光です。
ホタルイカには疲労回復がたっぷり!
ホタルイカには疲労回復・改善に効果が期待できる成分「タウリン」が豊富に含まれています。タウリンは栄養ドリンクの主成分として配合されていることが多く、目や耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。 タウリンには肝臓の機能を向上させる働きがあり、アルコールの摂取や食べすぎで疲れた肝臓を回復させ、健康的な肝臓へ近づけるのはもちろん、日頃の食事で脂肪が蓄積された脂肪肝の改善効果も期待できます。また、肝機能が向上すると体の疲労感が緩和される効果があり、休肝としてだけではなく、疲れやすいと感じている方にもおすすめです。
美容にも効果あり!
ホタルイカに含まれるタウリンは肝臓の機能を助ける他に、筋肉の収縮を高める作用があります。筋肉が活発に動くと体の中に水分が溜まりにくくなり、むくみの解消にもつながります。また、むくみが解消されるとリンパの流れもスムーズになり、ハリやツヤのある美肌に近づきます。 肝臓は毒素を体外に排出する機能を担っており、機能が向上すると毒素を尿や便と共に体外に排出するので、便秘改善にも効果が期待できます。 ホタルイカにはタウリンの他にビタミンA・Eが豊富に含まれており、特にビタミンAは魚介類でもトップクラスです。この2つには皮膚を潤したり、免疫力を高める働きがあります。
おすすめの食べ方は?
アニサキスのリスクもあるので、基本的に加熱して食べることがオススメですが、生のホタルイカが手に入った場合は、沖漬けもおすすめです。酒、みりん、醤油を1:1:1で用意し、酒とみりんを火にかけてアルコールを飛ばします。冷めたら醤油と生のホタルイカを入れ、冷蔵庫で寝かせるだけで簡単に作ることができます。 加熱済みのホタルイカの場合は酢味噌和えがおすすめです。お酢にはホタルイカに含まれているビタミンEの吸収率を上げる効果があり、一緒に摂ることでよりホタルイカの栄養効果を得ることができるでしょう。
ちなみにホタルイカはアスパラ等と一緒にペペロンチーノにするのもおすすめです。酢味噌が苦手な方は、ぜひパスタにして食べてみてくださいね。
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