毎年春になるとスギ花粉によって起きる「花粉症」は、飛散量が年々増え続け、患者数も増加傾向にあります。そんな憂鬱な花粉症の改善に効果があると言われているのがバナナだと知っていますか?
バナナの花粉症に対する実験結果
東京理科大学のマウス実験によると、スギ花粉による花粉症を発症したマウスに対して毎日バナナを与える事で「花粉症」の症状が緩和され、その後の研究結果によって人間に対しても「バナナはスギ花粉に効果がある」という事が分かりました。
毎日2本、8週間毎日バナナを食べ続けることでくしゃみ・鼻水・かゆみなどのスギ花粉の代表的な症状の緩和が見られたという結果になり、花粉症予防に役立つと話題を集めています。
バナナの栄養素や効果
バナナには体に嬉しい栄養素が多く含まれていますが、その中で花粉症の改善に効果があると言われているのが、バナナの香り成分に含まれるオイゲノールです。オイゲノールは抗アレルギー作用や免疫反応を調節する働きがあるため、花粉症の症状を和らげると言われています。
その他にもバナナに含まれるトリプトファンは、ストレス緩和に効果が期待でき、ストレスによって免疫・自律神経が乱れ、花粉症を悪化させるのを防ぐ役割も期待が出来るのです。
おすすめの食べ方
バナナはそのまま食べてもいいのですが、焼くことでさらにその効果を実感することができます。焼くとフラクトオリゴ糖が増え、腸内環境を整えてくれるので免疫力を整え、花粉症の症状を和らげてくれます。また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌も花粉症を緩和する効果が認められているので、バナナにヨーグルトをかけて食べることもおすすめです。
実験結果では1日2本で症状の緩和が見られたので、2本を目安に毎日食べ続けることが大切ですが、特に朝のエネルギー補給にピッタリな糖分が含まれているので、朝の朝食にプラスすることで、1日の活動をサポートしてくれます。
ただし注意点…!
バナナはアレルギーを持っている方がいるので、食べて口が痒くなる、お腹を下すなどの症状が出てしまう方は食べるのを控えましょう。また、バナナの食べ過ぎにも注意が必要です。バナナに含まれるカリウムを過剰摂取してしまい、腎機能が急激に下がってしまうことがあるので、1日2本までというルールを守り、体調の変化が起きないか気を付けながら食べることが大切です。
スギ花粉の薬は眠くなるなどの副作用が出てしまう方もいるので、身近で食べやすいバナナで症状が軽くなるならそれに越したことはありませんよね。また、まだスギ花粉の症状が出ていない方も、花粉症対策・予防として食べるのもおすすめです。
花粉症は、適度な運動を行う事でも症状が改善されることがあります。花粉症にお悩みの方は、スポーツメガロスで運動をスタートしてみてはいかがでしょうか?