デスクワーカーの約8割が該当するといわれている「巻き肩」予防

デスクワークをしていると、知らないうちに前のめりになって、肩が丸くなっていませんか? 肩が丸くなるのは「巻き肩」になっている状態です。巻き肩を改善して、肩こり解消を目指しましょう!

巻き肩とは?

「巻き肩」とは、左右の肩が体の前の方へ入り込んでいる状態のことをいいます。デスクワークでのPC作業が長時間になると、つい肩が丸まってしまいますが、その状態が続いて体に癖がついてしまうと「巻き肩」になってしまいます。力を抜いて、腕をだらんと下げたときに耳よりも肩が前に出ていると、巻き肩になっていると言えます。 巻き肩になると、肩こりをはじめ、首こりや頭痛、腰痛の原因になることもあります。

巻き肩の原因

巻き肩になる原因は主にデスクワークや、長時間のスマホ作業、ゲームなどがあります。長時間同じ姿勢を続けることによって、肋骨と肩甲骨をつなぐ筋肉「小胸筋」が縮こまり、肩全体が前方に引っ張られることで巻き肩が始まります。 この状態が続くと癖づいてしまい、常に肩を前に巻き込んでいる状態になってしまうのです。また、横向きで寝る習慣がある方も、肩への負担が大きく、巻き肩になりやすいので注意が必要です。

巻き肩を改善するには?

巻き肩を改善するには、固くなっている筋肉をほぐすストレッチが効果的です。デスクワーク中にできる簡単なストレッチで、巻き肩改善を目指しましょう。

■胸のストレッチ
(1)手のひらを上に向けて肘を曲げ、両腕を左右に開きます。
(2)そのまま両腕を背中側に伸ばし、肩甲骨を背中の中央に寄せるように意識しながら、胸筋を伸ばします。

1日何回やってもかまいません。座りながらでも出来るので、デスクワークの合間にやってみましょう。

巻き肩を予防するには?

巻き肩は、前傾姿勢を長時間続けることによって引き起こされます。肩や背中が丸まらないように意識しながら作業したり、適度に休憩を挟んでストレッチするなど、軽い運動を挟むのがおすすめです。 また、日常的な運動を習慣づけると、筋肉が適度に伸びます。特にウォーキングなど、しっかり腕を振って胸~肩の筋肉にアプローチできる運動を始めると効果的です。運動が習慣化しづらい場合は、一駅だけ手前で降りて歩いてみると良いですよ。

巻き肩は、普段から気をつけること、そしてストレッチなどで適度に体をほぐし、長時間同じ姿勢を取らないことで改善・予防が期待できます。デスクワーク中心の方は、ぜひ普段の生活に取り入れてみてくださいね。
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