水には大きく分けて軟水と硬水とあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。料理やスポーツ時の水分補給、スキンケアなどそれぞれに適した使い方を紹介します。
軟水と硬水の違い
水は栄養素が無いように思えますが、実はカルシウム・マグネシウムなどミネラル含まれています。このミネラルが含まれている量によって変わる硬度の数値で軟水・硬水と分けています。軟水は硬度が120mg/l以下、120mg/l以上が硬水とされ、それぞれに特徴があります。
軟水のメリットは体の吸収が良く、胃腸に負担が掛かりにくい点が挙げられます 。また、硬水のメリットは代謝のアップや脂肪吸収を妨げるなど、それぞれ目的によって使い分けることでよりいい効果を得ることが可能です。
軟水・硬水使い分け
(1)スポーツ時の水分補給には?
スポーツ後は汗からミネラルが排出されるので、それを補うのには硬水のほうが向いていると言えます。ただし、硬水は胃腸に負担をかけやすいというデメリットもあるため、一気に大量に飲むのはお腹を下す危険性があります。
少しづつ小まめに硬水を摂取するか、お腹が弱い方は無理をして飲まず軟水と塩分を一緒に摂ったり、スポーツドリンクを代用するようにしましょう。
(2)料理には?
和食には一般的に軟水のほうが出汁の風味や素材の良さを引き出してくれると言われています、特に浸透しやすい特徴があるので、野菜の煮込みなど柔らかくすることが可能です。一方でパスタを茹でたり、肉を煮込む場合は硬水が合っていると言われています。
和食は軟水、洋食には硬水と使い分けることでより美味しい料理を作ることが可能ですが、小さなお子様がいるご家庭では胃腸に負担を与えすぎないためにも軟水を使ったほうが安心だと言えます。
(3)ダイエット・スキンケアには?
硬水には体の代謝をアップして、脂肪吸収を妨げる効果がある上に、便秘の解消の効果も期待できるのでダイエットをされる方には硬水がおすすめです。一方でスキンケア全般は軟水が向いていると言われています。
ミネラルは肌や髪に刺激を与えてしまうため、洗顔やシャンプーは軟水を使うようにしてください。日本の水道水のほとんどが軟水なのでわざわざペットボトルの水を用意する必要はなく、蛇口出た水をそのまま使用するようにしましょう。
ほとんどの方が水を飲むのに軟水・硬水と意識することはないかと思いますが、それぞれ活用方法を変えるだけでより良いメリットが得られるようになります。
また、スポーツ後には水分補給が大切ですが一気に飲みすぎないように注意しながら摂取するようにしてください。お薬を服用している方は、必ず医師にご相談ください。
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