ベジブロスとは、普段は捨ててしまう野菜の皮やヘタ、根元や種などくず部分を利用して取る出汁です。うま味と栄養素満点で野菜の捨てる部分を利用できることから今話題を集めています。
捨てている野菜の中にはファイトケミカルが含まれている!
普段捨ててしまう野菜の皮や根本部分は紫外線などの刺激から身を守ろうと「抗酸化作用」の効果があるファイトケミカルという栄養素が多く含まれています。ファイトケミカルは近年注目を集めている栄養素で、免疫力アップや老廃物を身体の外に出してくれる働き、そして美肌効果も得られることから「第7の栄養素」と言われています。
その他にもニンジンの皮にはβカロテン、大根の皮にはビタミンC、玉ねぎの皮にはケルセチンなど中身より豊富な栄養を持っているので、捨てずに身体に取り入れたい…と考えられたのがベジブロスなのです。
シワ・シミ・老化防止など嬉しい美容効果が!
ベジブロスで最も注目を集めているのが、高い美容効果です。抗酸化作用があるファイトケミカルが体内でできた「老化物質」から身体を守ってくれるので女性の悩みであるシミ・シワなどの老化防止に役立ってくれ、美肌へと導いてくれます。さらにファイトケミカルの効果は生で摂取するより加熱をした方が体に吸収しやすくなるので、生野菜ジュースを飲むより効果が出やすいと言われています。
ベジブロスの作り方
それでは栄養満点のベジブロスの作り方を紹介します。
使用野菜
・玉ねぎの皮、根、芯
・じゃがいもの皮
・ニンジンの皮
・かぼちゃの皮、種
・生姜の皮
などがあると苦みが少なく料理に使いやすい出汁が取れます。
基本は捨ててしまう野菜のくず部分は何でも使用できますが、セロリやキャベツなど量を多くすると苦みが出る野菜は要注意です。
1リットル分の材料
・野菜くず…両手いっぱいぐらい
・水…1300ml
・料理酒…大さじ1杯
作り方
(1)鍋に野菜くず・水・料理酒を入れます。
(2)弱火で20~30分煮込みます。
(3)ザルを使って野菜と出汁を別にします。
料理の活用法や注意点
ベジブロスは味噌汁やカレー、スープなど水の代わりに使用すると料理にコクとうま味が出てきます。また、作ってから冷蔵で3日以内に全て使い切るように意識してください。使い切れない方は冷凍にして2週間以内に使用してください。
また、野菜は皮を使用するので無農薬のものを使用するのがベストです。
ベジブロスは普段捨ててしまう部分から出汁を取るので、経済的にも優しく栄養もしっかり取れるのでやらなくては損と言えるほど究極の出汁だと言えます。また、普段の料理にプラスするだけで味わいが深くなるので、是非試してくださいね。
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