秋の味覚の代表格であるブドウやマスカットには、実は多くの栄養素が含まれており、ダイエットや美容、健康面での効果が期待できます。
今回はマスカットに注目して、栄養素やその効果を見ていきます。
マスカットの基礎知識
ブドウは大きく分けると色が黒っぽい黒系と、赤系、黄緑色の色が薄い白系の三種類です。黒系は巨峰やピオーネ、赤系はクイーン、白系はマスカットです。
実の大きさや食感などは異なりますが、マスカットはブドウの中の1つの種類ですので、ブドウと大きな違いがあるわけではありません。
また、マスカットの種には抗酸化作用のあるタンニンや油が含まれているため、種を絞ったグレープシードオイルが販売されています。
マスカットに含まれるポリフェノール
黒系のブドウの皮には、眼の疲労回復に効果があるアントシアニンが豊富に含まれていますが、白系であるマスカットには「レスベラトロール」というポリフェノールが豊富に含まれています。
レスベラトロールはマスカットの果実や種子に含まれており、強い抗酸化作用を持っています。そのため、生活習慣病の原因となるメタボリックシンドロームを予防する効果や、アンチエイジング効果が期待できます。
以前はレスベラトロールには長寿細胞を活性化させる働きがあると言われていましたが、近年の臨床結果ではそのような結果は見られないとされています。
その他の栄養素は?
マスカットにはレスベラトロールの他にも多くの栄養素が含まれています。
まず注目するべきはブドウ糖です。ブドウ糖は疲労回復に必須の栄養素で、体内吸収率が高いため、すばやくエネルギーに変換されるのも特徴です。また、ブドウ糖は脳の唯一のエネルギーでもあり、集中力を高めてくれる効果もあります。
頭を使う作業の時や、勉強にはぴったりです。
マスカットはビタミンCやビタミンB郡も豊富に含まれており、特にビタミンB1には糖質の、ビタミンB2には脂質の代謝を促進する効果があるため、ダイエット効果も期待できます。
美味しいマスカットの選び方は?
豊富な栄養素を含んだマスカットですが、美味しいマスカットはどんな特徴があるのでしょうか。
4つのポイント
・皮にハリ、ツヤがある
・実がびっしりと盛り上がっている
・軸(枝のようなもの)が太く、青い
・皮の色が黄色っぽい
以上に当てはまるものが美味しいとされています。
また、マスカットは上の方が甘くなっているので、食べるときは下から食べましょう。
皮にポリフェノールが多く含まれますが、皮ごと食べるのは苦手、という方は一度冷凍すると食べやすくなりますので、ぜひお試し下さい。
健康のためにも美容のためにも、マスカットを食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
スポーツクラブメガロスでは、美容や健康に気を使っている方におすすめのプログラムを用意しています。気になる方はぜひスタッフまでお問い合わせください。