そろそろ秋も深まる季節ですが、「鼻がムズムズする」「くしゃみが出る」といった風邪の症状、あるいはアレルギー症状に悩まされていませんか? 実はそれ、秋特有のアレルギー症状かもしれません。
秋のアレルギー症状って何?
秋が近くなると鼻がむずむずするけど、風邪かな?と思っている方も多いことでしょう。花粉症というと春のイメージが強いですが、秋にもアレルギー症状を引き起こす花粉が飛んでいます。寒くなることもあって風邪と見分けがつきにくいのも秋の花粉症の特徴です。
花粉症による症状なのかチェックしてみましょう。
□透明でサラサラの鼻水が出る
□鼻水やくしゃみが1週間以上続いている
□味やにおいが分かりにくい
□微熱がある
これに当てはまる場合は秋の花粉症である可能性があります。
室内も危険!ダニやカビの可能性も?
実は植物だけでなく、ハウスダストも花粉症に似た症状を引き起こすことが考えられます。 秋成虫となったダニが一斉に死骸となってしまうため、外にあまり出ていないにも関わらずアレルギー症状が出てしまう方は、ハウスダストが原因の可能性があります。 さらに室内でも夏から秋に変わる時期は雨が降りやすく湿度によってカビが繁殖したり、さらにはペットを飼っている方は換毛期に入るため、抜け毛が原因で花粉症のような症状が出てしまうことも考えられます。
秋と春のアレルギー症状の違いは?
春の花粉症を引き起こすスギやヒノキは花粉の粒子が大きいため、鼻の粘膜に留まりやすいという特徴があります。そのため、鼻を中心に鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状を引き起こすのです。
一方、秋の花粉症を引き起こすブタクサなどは花粉の粒子が小さく、鼻の粘膜に留まらず、気管まで入ってきてしまう場合があります。 花粉が気管に入ってしまうと、ぜんそくのような症状を引き起こしてしまう可能性があるため、花粉症の症状を感じたら早めの対処が大切です。
症状を防ぐ・和らげるには
これらの症状への対策は「なるべく花粉やハウスダストを吸い込まない・付着させない」ことです。すぐにできるものが多いので、アレルギー症状の疑いがある方はお試しください。
●マスク
→吸い込む花粉・ハウスダストの量を減らしてくれます。鼻の症状軽減や気管に入るのを防ぎます。
●うがい
→のどに流れてしまった花粉・ハウスダストを除去します。
●洗顔
→顔についた花粉・ハウスダストを洗い流すことで、鼻や目を守ることができます。
●服を払う
→外に干していた洗濯物や上着など、室内に持ち込む前に花粉を払いましょう。
また、市販の鼻炎薬・アレルギー用の薬を併用することでより効果が期待できます。
運動しやすい気候になってきたのに花粉症の症状がある、という方はまずは身の回りの環境を見直してみてはいかがでしょうか? 秋は天気も崩れやすいため、室内でのトレーニングがおすすめです。ぜひスポーツメガロスにお越しください。