免疫力とは、体が外敵から身を守るための防御力のことを言います。最近注目されている「免疫力」を上げるには運動から、あるいは食事から、とよく言われていますが、どのような運動が免疫力を上げるのに適しているのでしょうか?
激しい運動or軽い運動?
体力をつける、体を引き締める…など、運動を始めるには様々な理由がありますが、免疫力をつけたいのであれば「軽く汗が出る」程度の運動がおすすめです。ハードなトレーニングの方が効果がありそうに感じますが、マラソンなどの運動強度の高い運動をした人は、しなかった人に比べて運動後に風邪をひく確率が2~6倍増加したという実験結果があります。強度の運動によって体が疲労し、免疫力よりも回復に力を使ってしまうため、結果的に免疫力の低下を引き起こしてしまいます。 また、ストレスがかかることも免疫力を下げることに繋がりますので、ストレスがかかるほどの強い運動は避けましょう。
軽い運動ってどれくらい?
軽い運動とは「少し汗をかくくらい」の運動のことを言います。免疫力を上げるには激しい運動はNGなので、息が上がったり、汗を大量にかくようなハードな運動は避けるのがベター。ウォーキングやスロージョギングなどが軽い運動に当たりますので、通勤を自転車から徒歩に変えてみたり、エスカレーターから階段に移動手段を変えるだけでも効果が期待できます。
室内でできる軽い運動(1)エアなわとび
とはいえ暑い日が続き、外に出るのもおっくう…という方も多いことでしょう。室内でも軽い運動は実施できますので、お風呂に入る前の10分、など、時間を決めて始めてみましょう。室内で取り組める有酸素運動には「エア縄跳び」があります。
■エア縄跳び
(1)ラップの芯など、棒状のものを両手に持つ
(2)棒を回しながら体を上下させる(かかとが浮く程度)
これを30秒ほど繰り返す
ジャンプしなくてもOKなので、2階以上にお住いの方でも始められる運動です。慣れてきたら、重心を左右の足に移しながらやってみましょう。
室内でできる軽い運動(2)脇締め体操
次は座りながらできる運動のご紹介です。テレビを見ながらのながら運動にもおすすめです。
■脇締め体操
(1)両手を握って肘を曲げ、脇をぎゅっと締める
(2)脇を締めたまま腕を広げられるところまで広げ、その後元に戻す(肩甲骨を中央に寄せ、下に引っ張るようなイメージで行うと◎)
肩甲骨を動かすため、リンパの流れがよくなる効果も期待できます。また、このような適度な運動を行うことは、自律神経を整えることにも効果的ですので、不眠や過眠などの不調がある方にもおすすめです。
このほか、膝を床につけた状態での腕立て伏せなど、運動負荷低めな筋肉を鍛えるトレーニングを行うのもおすすめです。暑くなってきましたので、運動を行う際はこまめな水分補給を心がけましょう。 毎日は続かない…という方は、ジムに通ってみるのも一つの方法です。スポーツメガロスでは軽いトレーニングで免疫力を高めるプログラムを多数ご用意しております。ぜひ体験から、スポーツメガロスにお越しください。