コーヒーやお茶、チョコレートに含まれる成分「カフェイン」には、様々な効果があります。その中の一つに「脂肪燃焼効果」があり、トレーニングを行う人たちの間で注目されています。 カフェインの効果や効果的な摂取の仕方などについて、ご紹介します。
カフェインとは?
カフェインとは主にコーヒーに含まれる成分のことで、アルカロイドという化合物の仲間です。他にはお茶、ココア、コーラなどにも含まれています。 眠くなったらコーヒーを飲む、といったように、カフェインには眠気覚ましなどの興奮作用があります。また、利尿作用や、自律神経の働きを高めたり、集中力・運動能力の向上、解熱・鎮痛作用、眠気・頭痛・倦怠感に対する効果がある医薬品としても使われています。 こう見ると、仕事中にコーヒーを飲むのは合理的と言えますね。
運動前にカフェインを飲むと効果的?
運動前にカフェインを含むコーヒーを飲むと、気分を高揚させる神経伝達物質(ドーパミン・ノルエピネフリンなど)の分泌が促され、長時間運動しても疲労を感じにくくなったり、運動中の脂肪利用が促進され、脂肪燃焼効果を高めてくれます。脂肪燃焼に関しては体脂肪を分解する酵素を活性化させてくれたり、疲労の軽減によって効果があるという説がありますが、詳しく解明されていない部分も多く、研究が続けられています。 ダイエット中の方は運動やエクササイズの前にカフェインを摂ることで脂肪燃焼効果が、マラソンなど運動のパフォーマンスを上げたい方は、持久力の面で効果が期待できます。
カフェインの摂り方
運動での効果を得たいなら、運動前に摂取するのがおすすめです。カフェインを摂取してからおよそ30~2時間ほどで効果が現れますが、個人差があるので、おおよそ1時間前に飲むといいでしょう。 量としては「体重×3~6mg」が最適で、これ以上を飲んでもさらなる効果は得られないとされています。例えば体重60kgの人なら、180~360mgが適正量となります。コーヒー1杯はおよそ100mgのカフェインが含まれているので、おおよそ1~3杯ほどの量になります。 また、カフェインの効果が持続するのはおよそ5~6時間ですので、最大のパフォーマンスを期待するなら時間を合わせて飲みましょう。
カフェインは摂りすぎに注意!
カフェインの推奨摂取量は、1日400mgまでです。それを越えて摂取すると急性カフェイン中毒を起こす可能性があり、震えや悪寒、嘔吐、脈が早くなるなどの症状が現れます。さらに重症化すると高血糖や低血圧、不整脈、低カリウム血症、意識障害が生じます。 コーヒーやお茶を数杯飲む程度では心配はありませんが、エナジードリンクなどのカフェイン含有量が多い飲み物を多量に摂取すると、中毒症状が現れることがあります。 また、カフェインは利尿作用や、体質に合わないと腹痛を引き起こすこともあります。大会でのパフォーマンス向上で取り入れようと思っている方は、予め自分の体に合うのか試しておきましょう。
カフェインは眠気覚ましだけでなく、脂肪燃焼にも効果のある成分です。ぜひジムなどでのトレーニングの前に、コーヒーを一杯取り入れてみてはいかがでしょうか。 スポーツメガロスでは、短時間で脂肪燃焼効果を上げる特別なプログラムなど、幅広いメニューをご用意しております。 ダイエットやトレーニング、ボディメイクなど、お気軽にご相談ください!