日本人の主食は「白米」ですが、麦ごはんに食生活を替えるだけで普段私たちが不足しがちな栄養素を補ってくれる上に、便秘解消や血糖値の上昇を緩やかにする働き、ダイエット効果も期待できると話題になっています。
そもそも麦ごはんって何?
麦ごはんは大麦と白米を混ぜ合わせて炊いていて、食べるとプチっとした触感がするのが特徴です。現在はあまり大麦を食べなくなっていますが、実は江戸時代には庶民の味として親しまれていたり、徳川家が食べて健康を維持していたりと古くから日本人の食生活と馴染んでいました。
そして今、豊富な食物繊維と健康面・ダイエット効果など大麦の持つパワーに注目する人が増えてきています。
不足しがちな食物繊維をサポート
大麦には現代人が不足しがちな食物繊維が豊富で、特に注目したいのが水溶性食物繊維・不溶性食物繊維の2種類がバランス良く含まれている点です。食物繊維を意識して摂取しようとしても、2つの種類をバランスよく取り入れるのは難しく、特に水溶性が不足しがちだと言われています。大麦には不溶性はもちろん不溶性の食物繊維であるβ-グルカンが特に豊富に含まれていて、穀物の中ではトップクラスの量を誇っています。
糖質の吸収を穏やかにし、糖尿病・高血圧予防にも
日本人が好んで食べている白米は、より美味しく感じるように甘味が強めに改良され、血糖値を上げやすいと言われていて炭水化物の中でもそのリスクが高い食材です。また、血圧を上げる要因の一つであるインスリンの分泌も白米を食べた後上昇するため、日本人に高血圧が多い要因の一つだとされています。
しかし、大麦に豊富に含まれているβ-グルカンには糖質の吸収を抑える働きがあるので、食後急激に血糖値を上げるのを防止してくれ、糖尿病の予防に役立ってくれます。さらにはインスリンの分泌を抑える役割もあるので、高血圧に悩んでいる方には、強い味方になってくれる可能性が高いと言えます。
血糖値をコントロールし、太りづらい食生活へ
大麦ごはんはダイエット効果も期待出来ると言われていて、特に大麦に含まれているβ−グルカンが、1日の糖質の吸収を穏やかにする上にゆっくりと消化活動をするので、高い満腹感を得て食べ過ぎ防止に役立ってくれます。また、血糖値の上昇が緩やかになると中性脂肪を体に取り入れるのを抑える効果があり、特に中性脂肪が蓄積されやすいウエスト周りの脂肪(内臓脂肪)が気になっている方には改善が期待できる食事だと言えます。
また、豊富な食物繊維が便秘解消に役立ってくれるなど、女性特有の悩みの解決にも繋がります
白米を大麦ごはんに替えるだけなら、誰でも簡単にチャレンジできそうですよね。もちろん、麦アレルギーの方の摂取は難しいので控え、また食物繊維は消化をゆっくりするため、体調不良の際は摂取するのを止めておくなど注意点はありますが、健康維持に役立ってくれる可能性が高いと言えます。
スポーツメガロスでも、健康維持やダイエット効果が期待できるプログラムを豊富にそろえております。気になる方はぜひお問合せください。