表面のぶつぶつと苦味が特徴的な夏野菜「ゴーヤ」。苦味が嫌いという方、あるいは好きという方に分かれる野菜でもあります。 実はゴーヤは夏バテ特有のだるさや頭痛、食欲不振改善に効果的で、栄養たっぷりなんです。
ゴーヤとは?
ゴーヤは「にがうり」「ツルレイシ」とも呼ばれる野菜ですが、ゴーヤという呼び方は沖縄の方言が元になっています。緑色のつぶつぶが特徴的で、沖縄料理の定番「ゴーヤチャンプルー」に使われることで有名です。 熱帯アジア原産の野菜で、国産の多くは沖縄で作られています。また、ツルレイシという名前にも付いているように、ツルがある野菜でもあります。緑化やグリーンカーテンに用いられることも多く、比較的育てやすいため、家で育てている方も多いのではないでしょうか。
ゴーヤの栄養素
ゴーヤの栄養素で特筆すべきは「モモルデシン」という成分です。これはゴーヤの特徴である苦味の正体で、様々な効果があります。
☆モモルデシンの効果
・胃腸を整えて食欲を増進させる
・血糖値や血圧を下げる
などが上げられます。
その他にストレス解消効果のあるビタミンCや、貧血予防に効果的な鉄分、便秘解消の役立つ食物繊維も含まれています。
また夏バテにはゴーヤがおすすめとよく言われますが、なぜ夏バテにゴーヤが効果的なのでしょうか?
その理由は「モモルデシン」にあります。
夏バテは、冷たい食べ物ばかりで胃が疲れたり、暑さで全身が疲れた状態を指しますが、ゴーヤに含まれるモモルデシンには弱った胃腸の調子を整える効果があり、食欲を取り戻してくれるのです。
おいしいゴーヤの選び方
おいしいゴーヤを選ぶには3つのポイントがあります。
(1)大きさ …小さめのものがGOOD。大きすぎるものは水分が少なかったり、食感が良くない場合があります。また、小ぶりなものの中でも重みがあるものがオススメです。
(2)見た目…イボイボが多いほうがおいしいゴーヤです。イボが密集しているものの方が新鮮なので、イボが多く、密集しているものを選ぶようにしましょう。
(3)色…鮮やかな緑色をしているものがオススメです。また、表面に光沢があるものが新鮮なゴーヤの証です。
ゴーヤを選ぶ時は参考にしてみてくださいね。
ゴーヤの効果的な食べ方は?
ゴーヤの「わた」と「種」を捨ててしまう方も多いのですが、実はわたと種は食べることができ、栄養も満点です。わたの部分はビタミンCが果肉の1.7倍も含まれていると言われております。また、種には共益リノレン酸が含まれており、摂取することで脂肪燃焼効果が期待できる共益リノール酸に変化してくれます。 わたと種を残して食べるなら輪切りにして素揚げや天ぷら、わたを取り除いたなら味噌汁の具にするなどアレンジが可能です。
体にいいゴーヤですが、胃を刺激する成分が入っているため、食べ過ぎると腹痛の原因になることもあります。大量に食べるのではなく、夕飯の一品として取り入れてみてはいかがでしょうか。 また、夏バテは日頃の運動不足も原因の1つです。 スポーツメガロスではトレーニングメニューを中心に様々なメニューをご用意しております。空調設備も整っておりますので、一度見学にいらしてくださいね。