
冬になると「気づいたら体型が変わっていた…」と感じる方は多いのではないでしょうか。寒い季節は、夏に比べて基礎代謝が上がりやすいと言われているにもかかわらず、体重が増えやすいという矛盾があります。この体型の変化には、いくつかのメカニズムが隠されています。本記事では、その主な原因と、それを逆手にとって健康的に過ごすためのヒントをご紹介します。
冬に体型が崩れる3つの主な原因

冬太りは、特定の原因一つによるものではなく、複数の要因が重なり合って起こります。
1. 活動量の減少
最も大きな要因は、寒さによる活動量の低下です。外に出るのが億劫になり、室内で過ごす時間が増えるため、日常生活での運動量が自然と減少します。消費カロリーが減る一方で、摂取カロリーは変わらないか、むしろ増えがちになるため、エネルギーバランスが崩れて脂肪が蓄積されやすくなります。
2. 食生活の変化
年末年始のクリスマスや忘年会、新年会など、イベントが集中する冬は、高カロリーな食事やお酒を楽しむ機会が増えます。鍋料理やシチューといった体を温める料理も、具材や味付けによっては高カロリーになりやすい傾向があります。また、寒いと甘いものやこってりしたものを欲するようになり、間食の機会も増え、知らず知らずのうちに摂取カロリーがオーバーしやすくなります。
3. 体や心の状態の変化
冬の体型の変化には、気温や日照時間といった環境の変化も影響します。
- セロトニン不足: 日照時間が短くなると、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が減少しやすくなります。セロトニンは食欲をコントロールする役割も担っており、その不足はストレスや気分の低下を招き、過食や甘いものへの欲求につながることがあります。
- 血行不良とむくみ: 寒さによって体が冷えると、血行が悪くなります。血液の流れが滞ると、水分や老廃物が体内にたまりやすくなり、むくみによる体重増加を引き起こすことがあります。
賢く冬を乗り切るための活用術

冬はただ体型が崩れやすい季節ではありません。体のメカニズムを理解し、意識的に行動することで、むしろ健康的に過ごせるチャンスでもあります。
1. 日常生活に「活動」を取り入れる
寒いからと家の中に閉じこもるのではなく、体を温めるための活動を積極的に取り入れましょう。外に出るのが難しければ、自宅でできる簡単なエクササイズやストレッチ、筋力トレーニングでも構いません。家事や通勤の際にも、意識的に階段を使う、少し遠回りして歩くなど、日常の動作を工夫するだけでも消費カロリーを増やすことができます。
2. 食事の質と量を意識する
冬のイベントを楽しむことは大切ですが、その前後の食事でバランスを調整することが重要です。
- 温かい食事を工夫する: 鍋料理やスープは体を温めますが、野菜やキノコ、海藻などをたっぷり使い、脂肪分の少ない肉や魚を選ぶことで、カロリーを抑えながら満腹感を得られます。
- 代謝をサポートする食材: 生姜や唐辛子などの香辛料、根菜類、たんぱく質を豊富に含む肉や魚、豆製品などを取り入れると、代謝を助け、体を芯から温める効果が期待できます。
3. 体と心を整える習慣
日々の生活習慣を少し見直すだけで、体型の変化を防ぐことができます。
- 日光を浴びる: 日中の明るい時間帯に屋外で過ごす時間を少しでも作ることで、セロトニンの分泌を促し、気分を安定させ、食欲のコントロールにもつながります。
- 湯船につかる: 湯船にゆっくりと浸かることで、血行が促進され、冷えやむくみの解消に役立ちます。体を温めることは、代謝の維持にも繋がります。
- 睡眠をしっかり取る: 睡眠不足は食欲を増進させるホルモンを増やし、食欲を抑えるホルモンを減らしてしまうため、質の良い睡眠を確保することが大切です。
まとめ
冬の体型崩れは、活動量の減少、食生活の変化、そしてセロトニンや血行不良による体の変化など、複数の要因が複雑に絡み合って起こります。しかし、これらの原因を理解し、少しの工夫と意識で、寒い冬を乗り越え、健康的な体型を維持することは十分可能です。体を温め、バランスの取れた食事を心がけ、適度な活動を続けることで、冬の寒さを味方につけてみませんか。
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